総合本科「タイスパセラピスト養成総合コース」
◇未経験者対象
◇受講期間:最大6カ月以内
◇入学金:20000円
◇受講料金(テキスト、教材費含む):480000円
タイスパとは、タイの伝統療法に基づいたリゾートスパで行われているセラピー。全くの未経験からスタートしてもOK。タイ古式マッサージ経験者がスパ系のテクニックを習得して幅を広げるのにも最適なコースです。「健康」よりもさらに「美」の概念を意識して構成された総合コースですから、機械を使わないエステティシャンとしても価値の高い内容になっています。
アロマセラピー編では、まず芳香療法(芳香浴)を学びます。アロマセラピーは自然療法で、植物の香りは人がそれぞれ持っている本来の自然治癒力や抵抗力を高める効果を持っています。芳香植物の持つ天然物質を抽出したものが精油(エッセンシャルオイル)で、アロマセラピーではこの天然100%の精油を用いて心と体を癒します。ヨーロッパでは医療機関で医師が精油を治療薬として処方するなど、積極的に使用され、傷や外傷の治療に効果を発揮しています。ヒーリングの目的としては、香りを楽しんでリラクセーションやリフレッシュをしたり、身体や精神のバランスを整えたり、心身の不調を改善して健康を取り戻す役割を果たすことに使われます。サロンや個人的なリラックスとしてもぜひマスターしておきたい内容です。
アロマセラピーの用い方は、芳香を楽しむだけでなく、オイルマッサージで使用するオイルに混ぜてボディトリートメントをより効果的に行うことができます。アロマセラピー基礎編では、いわゆるオイルを使った全身のボディトリートメントの手技全般を学びます。
そしてアロマセラピー応用編では、ハンドワークのみならず、肘を使った圧迫やローリング、多彩なストレッチを加えて、クライアントのコリの症状を和らげ、リラックス効果をより高める高度なテクニックを学びます。
ホットストーンセラピーは、石のナチュラルパワーを利用したトリートメントで、ネイティブアメリカンの 伝統的な民間療法といわれています。温めた石で全身を滑らかに滑らせたり、指の間に挟んで血行を促進したりと、ストーンセラピー独特の使い方があり、高級なスパ施設では人気の高いセラピーです。
オイルを使用しない温熱療法として、ハーバルセラピーも学びます。タイハーブを布でくるんだものをスチームして全身に押し当てるテクニックで、サロンでは特に人気の高いメニューが実践できるようになります。
特に女性を対象としたサロンでは、フェイシャルマッサージも欠かすことのできないメニューと言えます。ここでは、天然の野菜や果実を使った顔のトリートメント法を学びます。肌の性質によって使用する材料を選びトリートメントを行うことで、引き締め、小顔、リフトアップ、アンチエイジングなどの効果がてきめんに現れるテクニックをマスターしていきます。
フットマッサージ編では、足裏の角質を除去するフットピーリング手法に始まり、天然素材にこだわった脚部の角質を除去するレッグスクラブ手法やリフレクソロジートリートメント手法も学びます。同じ要領で全身のボディパック法を学び、クライアントの幅広い需要に対応できるよう多くのテクニックを習得していきます。
オーガニックカクテルドリンクメイキングでは、オーガニック素材を使用したノンアルコールカクテルを実際につくります。試飲をしながら、オリジナルカクテルを作ります。身体に取り込む成分により身体の内外から美を追求していくのに必要なクラスとしてとらえています。
アーユルヴェーダ(アーユルベーダ)は、インドで 5千年前から語り継がれている伝承医学で、現在の西洋医学の原型であり、世界最古の医学と考えられている学問です。アーユルヴェーダ編では、ドーシャカウンセリングを学びます。ドーシャとは、人間の体質を区分する性質のことで、人はそれぞれ同じ体質が一生変わらないものです。ヴァータ(風のエネルギー)、ピッタ(火のエネルギー)、カパ(水・土のエネルギー)の3つのドーシャが存在し、複合型を合わせると10種類の体質に区分できます。マッサージ療法もその体質に応じてストロークのスピードや圧の強さ、部屋の色などについて違いがあり、オイルマッサージボディトリートメントを行う際に有効にこの知識を活用できます。続いてシロダーラは、オイルを額に垂らし続けることで瞑想状態を作り出す究極のリラクゼーション法であり、このテクニックも学びます。
第一線で働く現役セラピストによるマンツーマンレッスンも含まれていますから、複数の講師のニュアンスを取り入れながら、理解を深めていくことができます。
このコースはとても幅広い技術をマスターして頂き、タイスパセラピストを養成するコースです。日本トラディショナルタイマッサージ協会のR級タイスパセラピスト資格を手にすることができます。受講するペースについては入学の際に細かくご相談ください。受講期間は最大6ヶ月間ですが、集中的に受講すれば、約半分の期間で習得が可能です。 |