腰痛をぐいぐい vol.10
最近、特に多い腰痛を今回はとりあげました。
腰痛を緩和するための施術法として、腰への直接の圧迫、腰に影響する臀部・太もも裏の筋肉のストレッチを紹介します。今回ご紹介する施術テクニックは受け手の骨に異常がある場合(特に椎間板ヘルニア等)には絶対に行ってはなりません。
まず写真23を見て下さい。これは施術者の肘を使って腰をダイレクトに圧迫しているところです。施術方法ですが、施術者はあぐらの体勢をとり受け手の片足を膝の上に乗せます。それから受け手に近い方の肘でポイント(腰)を圧迫するのですが、必ず、骨(背骨・腰骨・仙骨)を避けて行うことがとても大切です。特に圧迫を行った状態で、肘が骨にかすかにぶつかるだけでも、受け手は痛みを感じますから、細心の注意を払って行ってください。特に初心者の場合、力を加えた状態で、肘が横滑りして骨にぶつける場合があります。このような場合のアドバイスとしては、もう片方の手の親指と人さし指でL字を作り、その角に肘とポイントを重ねながら慎重に行うことです。強すぎる圧迫は逆に受け手の体に負担をかけますので、体重はじんわりとかけましょう。その後、圧迫した部位を手根で優しく幹部を回すようになでることで、リラックス効果をもたらすと良いでしょう。
次にお尻の筋肉をほぐす施術に移ります。(写真24参照)こちらについては、肘を使って臀部にじんわりと体重をかけて筋肉を圧迫する方法と腕(肘から手首)を使って受け手の臀部をローリングする方法があります。この施術についても、緊張している筋肉をほぐす気持ちで、いきなり力をかけないことがポイントです。
最後(写真25参照)ですが、これは太もも裏の筋肉のストレッチです。実はこの筋肉と腰痛は密接な関係にあり、ここの筋肉を伸ばしてあげることによって腰を良好な状態に戻すことができるのです。最近腰痛で悩まれてる方が多いようですが、腰痛の原因の一つに[歩かない]事も挙げられています。歩かないことにより太もも裏筋の伸縮運動が少なくなり、それによって腰への負担がかかってしまうのです。ですので、このストレッチは腰痛に非常に効果があります。施術のポイントは、開脚角度(90°)と引き込む方の足首の角度(90°)です。角度が中途半端だと筋肉が伸びきらないので注意をはらってください。
加減とストレッチの度合いのバランス感覚がポイントです。感覚をつかむまで練習してみましょう。また、受け手の身体の柔軟さや筋肉の凝りの度合いによっても、違いますので、聞きながら行うことで、安全に練習を行って下さい。
上記 説明文:渡邊聡一郎 写真講師:ガイ